11月8日 群馬合同労組中央タクシー分会 ストライキ
11月8日、群馬合同労組中央タクシー分会の3人の組合員が24時間ストにたち、中部ユニオンも支援行動に参加した。3人の思いと怒りに共感し、その団結の強さに感動した。
「毎日17~18時間の危険な長時間労働に意見を言ったら仕事を外され、そればかりかタコグラフや書類の改ざんと違法のやり放題。こんなことでは必ず事故が起きる。
10月26日に長野本社のドライバーが業務運転中に脳出血で倒れて、その日のうちになく亡くなりました。それが悔しくて、悔しくて、本当にやむにやまれむ思いでストライキに起ちました。
群馬では日航機事故や関越道事故と、安全無視の運行で多くの方が亡くなっています。事故でお客様や運転手が死んで業務が止まる前に今日のストライキで事故を止めます。今日のストは、労働者とお客様を守るストです。組合に一緒に入って闘いましょう」
と、労働者として、誇り高く、ストライキの意義が語られた。
http://blogs.yahoo.co.jp/gungoroso/70218509.html
当日は、東京、長野、埼玉、千葉などから60人の仲間がか駆け付け、激励した。
中央タクシー株式会社は、本社は長野市、225人の労働者を雇う。テレビ「カンブリア宮殿」で「親切なタクシー会社」「奇跡の収益率」などと絶賛される。
しかし、その実態は、危険で、過酷な運転を労働者に強制するとんでもない会社。
拘束時間は、月320時間を超え、タイムカードもなく、13年からは時間外手当も払わなくなった。
意見をいう社員には、恫喝とさらなる加重労働で押さえつけ、1年間で半数が職場を辞めたという。
こうした状況下で、「もうガマンならない」と3人で組合を結成。しかし、分会長は即座に常務を降ろされ、他の組合員2人は、8万円の賃金カット(賃金の3分の1)。
労働基準監督署の調査には、捏造した乗務記録を提出……。
こうした中、組合は、組合結成を通告して以来、団体交渉、長野本社抗議行動、労働委員会救済申立て、労働基準監督署への違反申告闘争、9月30日には、「安全・順法闘争」を闘い、今回11月8日、24時間ストライキへ。