年月分

11月1日 労働者総決起集会・報告

●ストライキ報告

●関生支部書記次長 武谷新吾さん
今日も、明日からも、これからもストライキで闘うということで、多くは語れません。関西生コンの詳しい事情についてはプログラムに書かれているのでご参照ください。
今、大きな社会状況の中で、大きく右に旋回していると思います。しかし、動労千葉、港合同、関西生コンを始め現場でのストライキでこの情勢を変えていこうと、この間闘っています。

全国に戻って、皆さん、思い出してください。団結権とは何やねん。団体交渉権とは何やねん。団体行動権とは何やねんということを思い出していただければいいと思います。
今、組合をつくれば警察が介入して、弾圧に入ってくる。団体交渉を申し入れると「面会強要」などと言って弾圧を仕掛けてくる。さらにストライキをすると「威力業務妨害」などと言って弾圧を仕掛けてきます。しかし「威力業務妨害」が何やねん。「面会強要」が何やねん。パクるんならパクらんかいということで、私たちは闘ってきています。
皆さんもその思いでこの間、闘っていると思います。団体行動権についてはたぶん、皆さんが職場であらゆる作戦を行使してストライキをしていると思いますが、相手に嫌がられるような、相手に脅威を与えるようなストライキが必要だと思っています。威力業務妨害でパクられても、私たちの後ろには多くの仲間がいます。面会強要でパクられても、仲間が後ろにたくさんいます。アクションを起こせばリアクションがあるのは当然のことです。相手に打撃を与えるために、現場で、職場でのストライキを貫徹して、組合員の要求を実現し、さらにその積み重ねによりこの社会を大きく変えるストライキが必要だと思っています。
最後に、動労千葉を始めとしたこの集会を成功させることを祈念して私のアピールとします。これからも弾圧など恐れずにストライキで闘いましょう。
関西生コン50周年の本が出ています。ぜひ買っていただき、なんやねんこの本、俺のいいたいこととちゃう、というご指摘もいただきたいと思っています。
●動労千葉幕張支部長
山田護さん
いつも動労千葉をご支援ありがとうございます。動労千葉は10月1日から2日の朝9時まで、検修構内運転業務外注化の撤回とすべての出向者、CTSプロパーの仲間を仕事と一緒にJRに取り戻すことを要求してストライキを貫徹しました。JRは3年前に検修業務の外注化を強行し多数の組合員がCTSへ強制出向させられました。会社は出向期限の3年を過ぎたにもかかわらず出向延長を命じました。CTSで独立して業務をやる体制ができていません。外注化の失敗を労働者に押し付けるな。仕事と出向者全員を直ちにJRに戻せ。

そんな中、JR千葉支社は支部青年部員に対して出向解除の通知を強行してきました。CTS出向からJRに戻るとすごくよいことのように見えますが、JRに戻っても構内運転の仕事はありません。さらに泊まり勤務から日勤に変えて賃金を下げ、生活まで破壊する攻撃です。絶対に許すことができません。限定の試験に合格しまじめに構内仕業の仕事をしてきた3年前はいやだというのに強制出向に出し、今度は仕事を奪ってJRに戻す。若い人の人生をもてあそぶな。最初から出向なんかに出すな。われわれは約15年、外注化に反対し阻止し遅らせてきました。その闘いの中から約30名が動労千葉に加入してくれました。今後も外注化を止めJRに関係する業務と労働者を直営直接雇用に戻すために全力で闘います。これからもよろしくお願いします。
●動労千葉木更津支部長
山中茂男さん
本日、この5月に8名の仲間がCTSより動労千葉に加入してくれました。その中の2人もきょうは集会に参加しています。3年前の検修構内外注化強行により、木更津支部でも派出検査の外注化が実施され、検査派出で働く4名の組合員がCTSに強制出向されました。JR,CTSを貫く闘いとして外注化阻止の第2ラウンドの闘いが……初めて私たちにもCTSで働く条件がどのようなものかと分かりました。本当に過酷であるということが分かりました。木更津の現場での取り組みにもそれはつながりました。13年3月から始まった久留里線のワンマン運転反対の闘い、本年3月の内房線の特急列車の廃止、削減反対闘争では地域を巻き込んだ闘いを展開しました。多くの共感を得ています。第2の分割・民営化攻撃の軸となっている外注化と地方交通線、ローカル線切り捨て攻撃は現在、JRグループの再編として、清掃会社の統合や工場への二重出向が進められています。11月1日付でさらに1人の仲間が動労千葉に加入してくれました。心強いことだと思います。よろしくお願いします。
●動労千葉千葉運転区支部長
高澤成夫さん
昨日、43年の歴史のある自分の職場が廃止され、千葉運輸区になるということに反対してストライキに立ち上がりました。運輸区というのは運転士と車掌が一緒の職場になるということですが、合理的でいいじゃないかと思われますが、この間、会社が行ってきたこの運輸区化、かつて勝浦、館山運転区廃止に見られるように動労千葉の拠点だった職場を廃止して強制配転で組合員をばらばらにするという露骨な組織破壊攻撃だったからです。今回は、たまたま配転はありませんでしたが、現在60歳以降の雇用の場を確保するということのために、駅の委託、外注化がすさまじい規模で行われています。また、特急列車の削減、廃止、ローカル線切り捨ても露骨に行われています。われわれ乗務員の勤務も効率化が叫ばれきつくなることが予想されます。こういったことすべてが闘わなければさらにひどく、またそして加速していくと思います。われわれは、これからも闘います。ともに闘いましょう。
●動労水戸委員長
石井真一さん
動労水戸は9月28日、動労千葉の仲間と同じように、強制的に出向に出されて3年、そしてまた10月1日付でまた3年延長するという発令が出ました。それに対して断固として抗議する意味でストライキに21名が立ち上がりました。3年たってMTSはまったく独自で仕事をすることができないことがはっきりしています。出向者がいなくては何も仕事が成り立たない。そういう実態であります。そういう外注化は即やめるべきだと思います。私たちは3年たって何も現実が変わっていません。水戸、大子、土浦は誰一人プロパーが育っていない状況です。そして勝田でプロパーになった検査、仕業検査をやっている人たちは6カ月の交検の見習いしかやってなくて仕事についているわけですけど、そういう人たちが本当にそういう薄い教育で故障も発見できないし故障が直せるとは思いません。本当に外注化は列車の安全、鉄道の安全を投げ捨てるものだと日々感じています。運転士になった人は、ホーム無線が鳴っただけであたふたしてどうしていいかも分からない状況です。外注化は絶対に事故が起きる。しかしこの事故が止まらない状況になっています。こういう事態を私たちは見過ごすことができません。絶対にこの外注化を粉砕して徹底して闘いぬいていきたいと思います。それと、JR東日本は駅の外注化をどんどん加速度的に進めています。今やJRの直営の駅と委託、外注化の駅が逆転する状況が生まれています。それとリンクして行われているのがライフサイクルの攻撃です。ライフサイクルというのは運転士が駅に行って駅の仕事をするということです。動労千葉の北嶋君も行かされました。まったく運輸のプロなどと言っていますが、駅の落し物とかそういう仕事をさせられて3年間やってきました。駅を丸投げして外注化するためにつなぎとして運転士を駅に行かせるということです。それを私たち動労水戸には3人の青年が結集していますが、その一人の會澤君を今年暮れから来年にかけて駅にライフサイクルで出そうという攻撃がきています。絶対にこの攻撃を動労水戸は全力で粉砕するということを宣言しておきたいと思います。そして、今年の動労水戸に対しては昇進試験の差別が行われています。動労水戸に結集してくれた照沼君も今年また試験に落ちました。こんなことを絶対に許すわけにはいきません。技管をやっている彼をいまだに車両係という一番低い職につけておく。こんなことをわれわれは絶対に許すことはできません。私たちはこんなでたらめなJR東日本の組合破壊、そして新自由主義を推し進める政策を動労総連合を全国につくって福島、神奈川、新潟の動労総連合の拡大をもっともっと広げて、全力で新自由主義を粉砕していこうと思います。みなさんともに闘いましょう。
●●呼びかけ3労組から
●全国金属機械労働組合港合同委員長
中村吉政さん
集会にご参加の仲間の皆さん。世界の国々からご参加の皆さん大変ご苦労様です。
「闘う労働組合のネットワークをつくろう」と日比谷の野外音楽堂に集まって17年を数えるに至りました。
11月労働者集会の原点は国鉄1047名解雇撤回闘争への反動判決がきっかけでした。
国家総ぐるみの不当労働行為が正当化され、「こんなことがまかり通ったら、組合つぶしも首切りもやりたい放題になる」という危機感と怒りが三組合を結びつけ、以降、全国労働者総決起集会として闘われてきたのです。
最高裁闘争は本年の6月、当該労組や多くの支援の気持ちを踏みにじる「上告事由に該当しない」というただそれだけの判決を下しました。10万筆を超える署名者への冒涜判決だといえるでしょう。
しかし、皮肉にも棄却によって、高裁判決が確定するという事実が確定したのです。高裁難波判決は、「分割・民営化に反対する労働組合に所属する者を差別して不利益に扱う目的、動機(不当労働行為意思)に基づいてJR不採用基準が作られた」と、採用基準が不当労働行為であったことを明確に認定したのです。
思えば、2005年11月20日のテレビ番組で、中曽根元総理は、「国労を潰せば総評・社会党が崩壊する。明確に意識して国鉄分割・民営化をやった」と悪びれることなく語りました。
JR東海名誉会長の葛西敬之は、本年、日本経済新聞連載の「私の履歴書」で、国鉄に入社以来の、対組合政策に、いかに組合つぶしを行ってきたか、とうとうと書いています。中曽根元総理に劣らぬ葛西の自己暴露。怒りがわいてきます。
「分割民営化で誰一人路頭に迷わせない」と言いながら、すさまじい日勤教育、組合差別政策に、はては1047名の排除、でどれだけ苦痛を強いたのか。
彼らにすれば、人は物、労働者は雑巾のようなものなのです。
葛西は言うまでもなく安倍のブレーン。先般強行採決された憲法違反の戦争法案。これの露払いを務めた昨年7月の集団的自衛権行使容認の閣議決定があるが、これは安保法制懇の答申を受けて、とされている。葛西も安保法制のメンバーだ。
企業を生かすため、労働者から搾れるだけ搾り取る、そのための、派遣法などの労働法制の改悪、その唯物論者、戦争賛美者、原発推進論者、日本会議のメンバー、安倍の周りにはこのような人物が渦巻いている。
振り返れば、国鉄分割民営化は戦後最大の首切り攻撃であり、労働運動解体攻撃でした。国鉄分割民営化がもたらしたのは、人の命が軽視され、安全という言葉は利益の後ろに追いやられた社会でした。その結果、尼崎事故をはじめ、事故の多発、最も象徴的なのはJR北海道の姿、単純なミスが誘発する事故。安ければ良いという民営化そのものの姿です。
一方、「国鉄1047名の解雇撤回闘争」が、一括和解を乗り越えて国鉄闘争全国運動として継続してきたことの意義は計り知れず、全国各地で小さな労働組合が、この集会を力にして闘いを続けていることも事実です。
関西でも、昨年10月17日、これまでの準備会から新たな全国運動の一翼を担う会として出発しました。
大阪では、橋下市長による「不当労働行為」「団結権破壊攻撃」と真っ向から闘ってきました。
入れ墨アンケート調査を拒否して懲戒処分を受けた6人の闘いも、昨年の12月、本年2月にいずれも、大阪市の個人情報保護条例に違反するとして一審での勝利を勝ち取りましたが、先日10月15日の大阪高裁で一審判決を取り消すという不当な判決が出されました。
今、大阪府・市では4年前のダブル選挙を彷彿させるような前哨戦が始まっております。
振り返れば、2011年、ダブル選挙で当選した橋下市長は就任後、執拗で強硬な労組弱体化攻撃を始めました。
2012年、年明け早々、市労連委員長が橋下市長に対して、深々と頭を垂れる映像が流され、以後、マスコミを最大限利用して組合攻撃を重ねてきました。
「支部・本部組合事務所の便宜供与廃止」を皮切りに、「職員アンケート調査」が実施されました。これは労働委員会から緊急命令が出され、アンケートは廃棄処分となりましたが、市長は間髪入れず、入れ墨アンケート調査を実施し、提出を拒む職員には、上司が説得し、更に提出をしない職員には、「市長の職務命令で、処分をちらつかせ、アンケート調査は強制的」に行われました。明らかに人権無視の調査でした。
議会では、職員基本条例、政治活動規制条例を成立させており、今度の選挙で反維新候補が勝利しても、条例は簡単に無くなりません。
橋下市長や、維新の会の横暴を許したら大阪市問題だけにとどまらず、すべての労働者に悪影響をもたらします。自治体労働者だけの問題ではないのです。
非正規労働者が蔓延し、当たり前でない社会が広がって行けば、働くものの権利が後退をさせられます。
一つ一つの権利侵害に敏感に対応して反撃する陣形を構築することが私たちの任務ではないでしょうか。
港合同は、橋下市長のような労働組合法も守らない自治体の長、弁護士を絶対に許すことはできません。不当労働行為を黙認したら、全国の労働者に影響をもたらします。だからこそ、港合同は、公然と団結権を破壊する者とは断固として闘うのです。正義の闘いです。11月22日投票のダブル選挙。世論調査では、反維新候補が厳しい状況になっています。今後暗黒の4年間を送らないためにも、引き続き官民連帯の地域共闘を軸にして闘い抜く決意です。共にがんばりましょう。

●●特別アピール
●憲法と人権の日弁連をめざす会/許すな改憲!大行動
鈴木達夫さん
先日の戦争法案粉砕のために全国で1千万の人びとが集会やデモに体を動かして闘ったといわれています。そして今すべての人たちが次は何かと考えて、あるいはさまざまの提案をなされています。
次は何かです。今、安倍はきょう午後からソウルでの中国とパククネとの、そして明日パククネとの戦争会談に臨もうとしています。彼らが用意した次は、朝鮮侵略戦争です。自衛隊をいかに朝鮮半島に上陸させるか。彼らはあらゆる恫喝とペテンを弄してなんとしてもアメリカとの共同作戦として朝鮮侵略戦争を実施しようとしています。私たちはこれに対してきょうこの集会で手にしている国際連帯と階級的労働運動、ゼネストを打てる労働運動をもって絶対に安倍の朝鮮侵略戦争を阻止したいと思います。
安倍は危機のなかで立ち往生しています。決定的だったのは、国会決戦の先頭に立った全学連の指導部をなんと福島、あの今日本人民が安倍政権と最も鋭く沖縄とともに対決しているその福島の地で、福島大学でスパイを養成し、その挙句監禁致傷というデッチあげをもって全学連の壊滅を図ろうとしました。しかし、全学連の逮捕された戦士は完全に黙秘をを守り、さらにあらゆる国会で闘った戦闘的な人たちがこの全学連を……しました。私もその弁護団の一人です。つまり、スパイなどというのは国家が最も卑劣な、ダーティな、手を汚す、本来なら建前としては許されない手段をもって人民の団結を破壊しようとする常套手段です。われわれはこのスパイの攻撃に対して、真っ向から汚いことをやっているのはお前らだ、絶対に許してはならない、許さないと立ち上がり、ついに不起訴奪還をかちとりました。きょう公安がうろうろしているけども、彼らの消耗した顔を見ましたか。やってもやってもわれわれの団結に勝てない。ざまあみろです。
さらに現代の赤紙と言われる裁判員制度、これも今や実施6年がたって、呼び出し状が来ても行かないという人が4分の3だといいます。挙句の果てに、最高裁長官の寺田は自分の顔写真と直筆のサインをもってみなさんぜひ来てくださいと言う。こういう漫画みたいなことが出た。金曜日、霞門から最高裁に向けてのデモを私たちは敢行します。ぜひみなさんにも参加していただきたいと思います。
さて次は何かという点で徹底的な決断を安倍が決戦と思ってやってきているのは何か。またこれも笑うべきです。アベノミクスの第2ステージなどということをほざいている。この間、株価を上げることだけに腐心してきたやつはすでに年金積立金を10兆円使ったと言われています。年金積立金ですよ。労働者の賃金の一部をかすめ取った金じゃないか。そして最後のこの社会の歯止めじゃないか。それをやつらは株を上げるために使っている。すでに家計の消費支出は落ちるばかり。原因は何か。2千万と言われる非正規労働者を中心とする貧困問題だ。今、最大の矛盾として日本社会に登場している。実質賃金は上がらない。食えない、生きさせろ、これほど切実な時代はありません。まさに私たちはあのロシア革命の前夜、平和と土地とパンと言った。平和、戦争法反対だ。パンは生きさせろだ。第2ステージなど木っ端微塵に打ち破って前に進もうではありませんか。安倍は、あるいはあのファシスト稲田智美は経済経済経済と絶叫している。自民党は経済で結果を出すという自民党のポスターを10万枚作って参議院選挙をのりきろうとしている。笑うべきだ。ふざけたことをやるんじゃない。経済で何の結果を出そうというんだ。やつらが倒される結果しかないじゃないか。資本主義の命脈は尽きたんだ。
その中で、次は何かということで田中委員長も触れましたけど、国民連合政府、あるいは急迫不正の主権侵害には断固防衛戦争をやるんだと言い出している勢力がいる。急迫不正の主権侵害に対する防衛戦争、言うまでもない。あの盧溝橋事件、あるいはベトナム戦争におけるトンキン湾事件すべてそのような口実で侵略戦争が始まった。われわれは1千万の人たちと絶対に結合し、そしてゼネストを打てる、ストライキを打てる労働運動を再建し、その中で新しい労働者の政党をつくらなければならないと思います。つまり、職場の力、搾取の現場である職場でひっくり返しながら、政治の世界でも力ある政治勢力の登場が求められているということです。その意味で私は7月参議院選挙への立候補を決断しました。全国、そして全世界のプロレタリアートの未来と誇りにかけてその一人として私は命がけで闘うつもりです。よろしくお願いします。
●●連帯あいさつ
●三里塚芝山連合空港反対同盟
市東孝雄さん
まず最初に、現地で民主労総、動労千葉、三里塚反対同盟の交流会を行い、親交を深めました。そのことをまずはじめにお知らせしたいと思います。
問答無用の国策と闘いつづけてきた三里塚闘争は来年50年目を迎えます。農民・労働者・市民の怒りをみくびった成田空港建設を阻止し続け、権力に大打撃を与えています。
その中で私は、農地取り上げ攻撃と闘っています。国交省と成田空港会社は、親子3代100年にわたる農地を私から取り上げようとしています。農地は農民の命、絶対に許しません。全国の皆さんの支援を得て守り抜きます。
この農地法裁判の闘いは最高裁に移りました。いつ不当判決が出てもおかしくない状況になりました。5万人の署名と賛同人協力をお願いし、人びとの怒りの声で最高裁を包囲したいと思います。農業は私の生き甲斐(がい)です。権力相手といえども私は信念を曲げません。裁判闘争に絶対に勝利し、TPPと闘い農業を続けていきます。
安倍政権の安保・戦争法強行をあらためて弾劾します。三里塚も、すべての人びとと怒りを共有し、安倍政権打倒へ闘います。朝鮮半島有事の際には、成田空港を米軍の空輸基地として使用する約束が日米政府で交わされています。今日まで貫いてきた反戦反核の闘いを、三里塚は今こそ押し広げ、安倍戦争政治と対決します。そして全世界の反戦を闘う人びととの国際連帯を打ち固め、動労千葉を始めとする労働者とともに前進したいと思います。
三里塚も決戦に入りました。成田空港で3本目の滑走路建設が動き出しました。発着枠があり余っているのに3本目の滑走路を狙う理由は、戦争のための新たな巨大滑走路建設です。空港周辺の住民からも怒りの声が上がっています。反対同盟は第3滑走路を阻止します。資本・国策とあくまで闘う労農学市民と固く連帯し、勝利まで闘います。
●星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議
星野暁子さん
新自由主義に対する怒りの闘いが、全世界で巻き起こっています。その怒りと結んで、未来を決める今日の闘いをみんなの力で成功させましょう。
1971年11月14日、核つき基地強化であった沖縄返還協定批准の阻止闘争のリーダーあった星野文昭は、機動隊1名が死亡した件でデッチあげられました。無期懲役刑をかけられ、獄中41年を迎えています。
9月6日に、720人で第3回目の徳島刑務所包囲闘争を行いました。全国からの参加と協力、本当にありがとうございました。絶対反対を貫く国鉄闘争と星野闘争の揺るぎない団結の力があれば安倍を倒せるし、星野奪還も可能だと文昭は、呼びかけてきました。それに対し星野を階級の魂として、星野に続いて、職場で地域で、非妥協に闘おうというみんなの思いを伝えあえたことが、大きかったと思っています。720人が星野と向き合って涙を流し、自分の闘いとしてつながることができたのです。大きな階級的団結をつくることができました。文昭は、「獄壁が薄くなったのを感じる。みんなとの一体感を感じる」と言って寄こしました。
これに対して徳島刑務所は、報復弾圧をかけてきました。仕事中に話しかけてきた人に許可なく返事をしたことで、2類から3類への降格処分かけてきたのです。本当にナンセンスです。家族面会が月5回から3回に減らされました。手紙が7回から5回に減らされました。絶対に許せません。こんな理不尽なやり方に、文昭も私も負けません。全国からの抗議を徳島刑務所に集中してください。
文昭は本集会へのメッセージの中で言っています。「星野の闘いは国鉄闘争とひとつに絶対反対を貫き、愛、きづな、団結の力で勝利しすべてを奪い返す闘いとして、今日の闘いの勝利の魂です。それを11・1でともにしよう」そう言っています。
国際連帯・国鉄・星野の力で安倍を追い詰め、11・29星野全国集会に結集しましょう。
●福島診療所建設委員会呼びかけ人
佐藤幸子さん
秋晴れの青い空が福島にも広がっています。その福島の空の下で、今起こっている現実は、「甲状腺がんが震災前の50倍」と岡山大学の津田教授が発表しました。甲状腺がんだけでなく、白血病、子どもたちの健康被害、子宮体がん、多くを聞いています。保育園の子どもたちが頻繁に熱を出し保護者が呼び出される。風邪が治らず1カ月も続く。これまでに経験したことのないことが表面化してきています。私の職場でも、つい最近、40代の若いスタッフが子宮体がんの宣告を受け、今仕事を休んでいます。
しかし、放射能の影響とは証明されず、放射能の影響かもしれないという話すらできない環境にあります。そうした中、10月21日には、原発の収束作業をしていた作業員の、白血病の労災認定が出たという報道がありました。これまで1976年から2011年までの35年間で、10人が労災認定を受けていますが、一番少ない被曝量が5.2ミリシーベルトでした。2011年5月2日の20ミリシーベルト撤回院内集会の時にこの方のお母さんが参加されていました。「私の息子は年間被曝量ではなく累積被曝量たった5.2ミリシーベルトで白血病で亡くなったのです。20ミリシーベルトなどとんでもない」と泣きながら発言されていたのを今でも鮮明に覚えています。今の労災認定が5ミリ以上で受けられることをあらためてこの報道を聞いて思い出しました。それなのに福島では年間20ミリシーベルト基準が、4年7カ月たっても適用されているのです。有り得ません!
そうした中、避難解除が次々と行われています。避難解除されてそこに戻る人は年齢でいえば、60代以上の人が6割、7割です。そこに帰って生活が成り立つのでしょうか。私が関わっている介護の現場から見ると、そうした中で介護認定を受けヘルパーの派遣を希望しても現実的にはそれがかなわないという状況です。これは避難区域だけでなく福島県全体にかかわっている大きな問題です。このような本当に厳しい中、今、子どもたちの未来を守るために日本がしなければならないことは原発再稼働ではありません! オリンピックではありません! 安全法案決議ではありません! 全国に、そして全世界につながっているこの日比谷野外音楽堂の青い空の下と福島の青い空の下でこだまする怒りの声を全世界につなげていく希望の集会にしましょう。ありがとうございました。
●とめよう戦争への道!百万人署名運動事務局長
西川重則さん
国際連帯という大きな……私たちの立場を表明しながらともに闘うという決意を述べたいと思っております。
戦後70年の11月1日、「世界の労働者と連帯し戦争と民営化の安倍政権を倒そう!11・1全国、国会を近くしている大集会」で、「連帯のあいさつ」をする機会を与えられ、心から感謝しております。さて、私は「とめよう戦争への道!百万人署名運動」の事務局長としてともなる闘いを続けておりますけど、今日このような形でともに闘う決意を表明できることを重ねて心から感謝いたします。
さて、安倍内閣は戦後最大の悪法である戦争法案を強行採決。悪法が「成立」したのは9月19日、なんと午前2時18分です。私は徹夜で国会傍聴を聞いていましたが、衆議院・参議院ともに真夜中の強行採決を繰り返し、野次と怒号の中で議長の発言も一切聞こえない、そのような現状の中で傍聴を続けてまいりました。私は昨年のこの集会で、「戦争は国会から始まる」という私が考えだしたことを訴えました。現実はそのように進行しています。しかし他方で、力強い闘いが国会を囲んで、若い方々も始めて驚くべきエネルギーをもってともなる闘いをやっております。
安倍内閣は、悪法の名を「平和安全法制」などという言い方をしておりますが、しかし私たちは、こんな戦争遂行法を絶対に認めることができません。廃止あるのみです。戦争に向かう安倍内閣の打倒をめざして、国の内外でのともなる闘いを闘いを闘いたい、そういつも決意をしながらともなる闘いへの思いを新たにします。
国会は今、閉会中です。安倍内閣は臨時国会を開こうともいたしません。戦争反対の運動が広がるのを恐れているからです。安倍首相が第3次改造内閣を発足させましたけれども、首相や閣僚の誰一人日本国憲法に習熟しておらず、あまりにも不勉強で質問されても答えも十分できない。そのような閣僚の責任すら果たせていない状態で、閉会中の私たちとしては臨時国会を求めてやらないという現状でございます。
安倍・自民党は、憲法の全面改正を望んでおりますが、そのことについて主権者・有権者を納得させることがまったくできません。また、中国や北朝鮮、その他世界の外交についても、私たちを納得させることがまったくできません。ところが、「沖縄のこころ」「平和のこころ」を体得しようともしない安倍内閣は、辺野古の埋め立て工事をついに開始しました。さらに、住民全員に番号をつけて管理する「マイナンバー制度」の導入を開始しました。沖縄に基地はいらない、戦争をする国にさせないと、戦争絶対反対の闘いはともなる闘いをとおして広げていこうではありませんか。
私は、国会傍聴16年の貴重な体験を生かしながら、講演などを依頼されればどんな場所へもとんで行って、ともなる学び、ともなる闘い、ともなる安倍内閣打倒をめざしての講演をずっと続けております。こうした重大な出来事に直面している私たちでありますけれども、きょう、ご覧のようにわれわれの仲間もともなる闘いとして多くの方が参加しております。心から感謝しております。私も最後の問題ですけど国境を越えた労働者・市民の連帯がますます重要になっているとここにおいても実感しております。そして、世界の平和をしっかりとした根拠のもとにつくり出す、その責任課題をともに担おうではないか、そしてその責任を果たそうではないかとこの場所で私の思いをみなさんんいお伝えいたしました。どうぞこれからも、ともなる闘いをゆめ忘れることなく、がんばってやりましょう。
最後の発言ですが、みなさん、安倍内閣の打倒を必ず実現しましょう。そして、憲法の改悪を絶対に阻止しましょう。そして最も大事な、侵略加害を長きにわたって日本が行ったアジアに対する、中国に対する、北朝鮮を含め韓国に対して行った私たちの国が、侵略加害の歴史を再び繰り返そうとしております。このよう安倍内閣を一日も早く打倒するためにも、アジアの視点に立った私たち、ともなる闘うを闘うことをあらためてもう一度決意して、「連帯のあいさつ」を終わります。ありがとうございました。
●日本IBM・ビジネスサービス労働組合委員長
富田晋さん
みなさんおつかれさまです。周知のとおり、10月27日に安倍政権は辺野古の新基地建設を本当に着工を開始した。ふざけるなと言いたい。僕は16で沖縄に行ってから、16年間辺野古基地建設を止めるために闘って参りました。いま安倍は、安保法案でぐらぐらになったから、辺野古基地建設でなんとか巻き返そうとしている。さらには「5015」計画にそって、沖縄を最前線の基地に固定化するための攻撃として、この辺野古新基地建設が強行されています。
しかしながら僕が言いたいのは、これこそ安倍の終わりの始まりだっていうことです。98歳で座り込みを続けてきたよしおばあは、僕に、いままでの闘いは勝てていないが、負けていないと言った。今回は勝つ時代が来たでしょう! 安倍を倒す時代が来たんだということです。
この中で、もっとも問われ、求められているのが、われわれ労働運動のものたちです。私たちです。安倍政権は、安保法案、辺野古新基地建設を強行するとともに、知っての通り派遣法、労働法の改悪に踏み切った。これはいわゆる、すべての労働者を非正規職に突き落とす、一生非正規職を固定化する。同時に、半失業状態の非正規労働者を戦争に動員するための政策であります。さらには沖縄でTPPが開始されれば、沖縄の農業はすべて壊滅すると、いう事態にまで発展します。その中で、辺野古基地建設を阻止する力は、米軍の基地内にある基地の労働者の闘いと、存在にあります。
基地内には、戦争に反対しストライキをうった経験をもつ労働組合である全駐労が存在します。この全駐労の団結を破壊しない限り、やつらは戦争は絶対にできない。だからこそ、やつらは新基地建設と総非正規職化攻撃を一体にしているんだと。この中で、私たちIJBS労組を始め、沖縄の労働者は非正規職撤廃を掲げて組織化を開始しています。基地内でもすでに部署丸ごと外注化の攻撃に対して非正規職撤廃の闘いが、巻き起こり始めているんです。その中で、動労総連合を建設し、非正規職撤廃を掲げ、あらゆる合理化に反対する労働運動、労働組合の存在こそが求められていると言うことです。
私たちのIJBS労組は、1年前の3月31日に隣にいる彼、中曽根書記長が解雇されました。しかし、解雇されたからなんだと言うんだ。この解雇を使って本当に許せないと言う思いをともに闘う仲間を呼びかけ続けました。その結果として、県内外に多くの仲間の力があふれるように出てきています。ほかの職場においても、動労千葉の闘いを継承して、反合理化・運転保安闘争の闘いが、闘う労働組合をつくりだしています。今日ここに、農民の青年、そして非正規職の先駆的な労働者がともに闘ってくれています。学生もいます。いままさに僕らはこれから沖縄でゼネストを開始していく、民主労総とともにゼネストに連帯し、そして、安倍を倒す。戦争を阻止し、新しい社会を建設しようではありませんか。沖縄はその先頭で闘うぞ!
●日本IBM・ビジネスサービス労組書記長
中曽根光洋さん
私は今月の24日に那覇地方裁判所で自分の解雇が有効だと言う不当判決がおそらく下されるでしょう。ですが、その判決がなんだと言うんだ。私は絶対にあきらめない。自分の解雇を撤回することで、沖縄の労働運動、階級的労働運動を沖縄によみがえらせ、ゼネスト、革命へ駆け上がっていきたいと思います。全世界、全国の労働者の皆さん、ともに闘いましょう。
●●国際連帯の訴え
●韓国 民主労総ソウル地域本部事務処長
ソンホジュンさん
韓国の闘争する労働者に代わって、16万民主労総ソウル本部組合員を代表して、全国労働者総決起集会に集まった同志たちに熱い連帯と闘争の気持ちを込めてあいさつします。闘争(トゥジェン)!
同志の皆さん。安倍政権の軍国主義再武装に対抗した労働者人民の抵抗闘争は、今ここ東京だけでなく日本全域を揺り動かしています。過去、日本の軍国主義支配勢力が起こした戦争で、日本だけでなく周辺国民衆まで、血生臭いにおいがする骨肉争う惨禍(さんか)の中に死んで行ったことを考えてみて下さい。これを記憶するならば、今、同志たちの闘争は同志たちだけの闘争ではありません。同志たちの闘争は、アジアはもちろん全世界の平和と人類の真の民主主義を守る闘争になる以外にないと私は確信しています。
同志皆さん。同志たちの闘争で日本全域が揺り動いている今この瞬間、韓国の労働者と民衆もまたパククネ政権の労働法改悪に対決し、苛烈な闘争をとどろかせ、立ち上がっています。パククネ政権は今回の労働法改悪を通じて、賃金と労働条件をより一層悪化させようとしています。そして、それだけでなく労働者をより一層安易に解雇できるようにし、非正規職と間接雇用労働者を拡大しようとする陰謀を露骨にしています。「韓国版の安倍」と呼んでもまったくおかしくないパククネ政権と対決し、私たち民主労総は来る11月14日、全国20万労働者と農民がソウルに集結する総決起闘争を予定しています。また、これを始めとして11月と12月につながるゼネストで勝利の瞬間まで決してしりぞかず闘うことを決意しています。
同志の皆さん。同志のみなさんも、これ以上しりぞかない自信がありますか? 同志のみなさん。最後まで闘い、そして勝利する自信がありますか? もし不足するなら、ともに闘おうではありませんか。そしてそれでも不足するならば、全世界の労働者が団結してともに闘おうではありませんか。
安倍政権の労働者に対する攻撃をともに防ぎきろうではありませんか。
パククネ政権の労働市場構造改悪を粉砕しようではありませんか。
同志のみなさん。もう一言提起したいと思います。新自由主義・資本主義を終わらせましょう。
シュプレヒコールをお願いします。万国の労働者よ、団結せよ! そして資本主義の抑圧の鎖を断ち切ってしまおう!
●ドイツ ドイツ機関士労働組合ベルリン都市鉄道支部長
クルト・シュナイダーさん
ドイツベルリン都市鉄道の仲間から日本の仲間たちに心からの連帯のあいさつを送りたいと思います。きょうここでみなさんとお話できる機会を与えてくださったことに感謝します。私の祖父はドイツがヒトラーによるファシズム支配のもとにあった中で、反ナチ抵抗運動の戦闘的な闘士でした。現在ここ日本で、ドイツで、そして全世界で戦争準備が行われている現実に直面して、この祖父の経験と教訓からしても反戦運動の闘士として闘うことは義務であると考えます。資本家どもと彼らの政府は私たち労働者の職場における労働組合としての権利、そしてその地球に生きる私たちとしての人間の権利に対し、大掛かりな攻撃をかけてきています。ともに私たちは新たな世界戦争への準備が行われていることを見抜かなければなりません。今、私たちがこうした戦争への明らかな策動に闘いを開始しなければ戦争を阻止することは後になればなるほどますます困難なものになるでしょう。このような理由から私たちドイツ機関士労組、GDLの組合員はこの1年間にわたって合計400時間にのぼるストライキを行ってドイツ鉄道当局の攻撃と敢然と闘ってきました。集会や大会、デモやさまざまなFlush Mob街頭などでの即興のパフォーマンスを行って、とりわけ職場の若い仲間たちを多彩で戦闘的な闘争に獲得することに成功してきました。若者たちにとっての未来の基礎を築くために私たちはともに戦闘的だ断固とした闘いをやっていかなければなりません。それは私たちの義務です。きょうここでみなさんと一緒に未来は青年たちのものであって世界の銀行や財閥や戦争屋たちのものではないことを示すために闘おうではありませんか。闘わない者はすでに敗北している。なぜなら、抵抗のないところではじめて資本家どもは彼らの犯罪的な政治を貫徹できるからです。闘う者はすでに勝利している。というのは、一つひとつの闘いの経験を通じて、その後の闘いをより豊富なもの、より広範なもの、より大衆的なものとして強化していくことができるからです。だから私は言いたいのです。国際連帯万歳、団結してがんばろう!
●トルコ 国際労働者連帯協会(UID―DER)
親愛なる兄弟姉妹の皆さん。まずはじめにUID-DERを代表してごあいさつしたいと思います。私たちはトルコの兄弟姉妹からの心からのあいさつ、連帯のメッセージ、そして成功へのうねり?を携えてやってきました。われわれはUID-DERの労働者として戦闘的な動労千葉の労働者の闘いにぴったりと寄り添っていきます。そしてわれわれは毎年11月に開催されるこの集会が本当に意義深く重要だと考えています。本集会ではさまざまな労働組合や外国からの参加者が結集していることを知っています。さらには資本家階級と安倍政権に対して、きわめて鮮明なメッセージを発しているがゆえにこの集会は非常に重要です。みなさんは新自由主義攻撃、戦争挑発、そして原発にノーを突きつけて闘っています。
われわれはみなさんとトルコの兄弟姉妹として、何千キロも離れた所からやって来ました。われわれの声をみなさんと声と重ねるために。みなさんとスクラムを組むために、そして労働者階級の国際的な団結を強化するためにです。
兄弟姉妹のみなさん。もしわれわれ世界の労働者が一つになることができず孤立の闘いを共通の闘いにすることができず、階級的団結をつくることに失敗すれば帝国主義者と資本家の権力に対抗することはできなにでしょう。これらのことをわれわれが成し遂げることができなければ、資本家どもは経済危機と帝国主義戦争のつけをわれわれにずっと払わせ続けるでしょう。そうなればわれわれは仕事を奪われますます貧困に突き落とされより低賃金で、長時間労働を強いられ、原発事故と帝国主義戦争によって殺され続けることになってしまいます。
つい3週間前、トルコでの平和集会に野蛮な攻撃が加えられました。100人を超えるわれわれの兄弟姉妹が命を奪われ、数百人がけがを負いました。この虐殺は、AKP政府の攻撃的政策の結果として引き起こされたものにほかなりません。彼らは権力の座に居座り中東での帝国主義政策を続けるためにこのような事件を起こしたのです。われわれは深い悲しみに沈みまた激怒しています。しかし、この怒りを無駄にするわけにいきません。このつくられた虐殺を忘れないし、忘れさせてはいけないのです。われわれは組織し、団結し、彼らに対して立ち上がります。そのことでこの事件の責任者に罪を償わせるのです。
兄弟姉妹のみなさん。福島事故後のみなさんの苦闘は本質的にわれわれの苦闘と同じものです。われわれUID-DERの労働者はこれらの苦労が二度ともたらされることがないよう闘う理由もそこにあります。それゆえわれわれはみなさんのすべての原発を廃炉にせよ、この闘いを支持してきました。そしてわれわれは闘いの中で労働者階級の国際連帯と、団結を強めたいと思います。
みなさんの兄弟、姉妹として訴えます。集まって声を一つにし心を一つにしこぶしを一つにして、資本家階級、そして資本主義体制に対して立ち上がりましょう。そして彼らにこう叫びましょう。お前らはノーだ、お前らの腐った制度もノーだ、お前らの戦争もノーだ、お前らの経済危機もノーだ、原発も核兵器もノーだと。われわれに必要なのは自分たち自身の力を信じること、そして次なる闘いのステージに立って前進することです。
そしてともに叫びましょう。闘う労働者の国際連帯万歳! 万国の労働者団結せよ。
労働者階級の団結万歳!
●●解雇撤回・JR復帰へ
●動労千葉顧問弁護団長/国鉄闘争全国運動呼びかけ人
葉山岳夫さん
動労千葉弁護団を代表して連帯のごあいさつを申し上げます。安倍・日本会議内閣、新自由主義内閣は、恐慌の中の恐慌に対し、集団的自衛権を行使して、朝鮮戦争作戦計画「5015」への参戦で乗り切ろうとしています。9条改憲攻撃についても、朝鮮戦争への参戦で既成事実を作って、一気にすすめようとしています。この安倍の侵略戦争をぶっとめる根本的な力は、労働者階級のゼネストをはじめとする闘いです。そうして本日闘われている民主労総のゼネストをはじめとする戦争反対の国際連帯の闘いです。動労千葉、動労水戸を中心に、動労総連合の全国的な結成の闘いは安倍政権の帝国主義戦争を阻止する決定的な闘いであります。
国鉄闘争全国運動は、4・9政治解決という反革命策動を断固粉砕して闘いぬいてきました。6月30日、最高裁は動労千葉1047名裁判の当該・高石さん、中村さんたち9名について上告を棄却するという反動決定を下しました。同時に鉄道建設運輸機構側の上告も棄却しました。この決定によって、2013年9月25日の東京高裁の難波判決が確定しました。難波判決は一審の白石判決と同じく、1987年2月に国鉄当局の葛西や井出が作成した不採用基準が、国鉄分割・民営化に反対する動労千葉をはじめとする労働組合に所属すること自体を不利益に扱う不当労働行為意思のもとに作成された不当労働行為であると、JRに採用せず、清算事業団送りにしたことが、不当労働行為であることを明確に認定し、損害賠償を命じました。この裁判闘争は、国鉄闘争全国運動に結集し、10万1235筆の署名を最高裁に突き付け、全国集会に多数参加され、成功させた労働者人民の団結の成果であります。
しかしながら、この最高裁決定、高裁判決は、不当労働行為を認めながら、その大前提である、大原則である原状回復、すなわち解雇撤回・JR復帰を認めない点でまさに反動判決であります。
いまや闘争の場は法廷から、労働運動の現場に移行しました。動労千葉は今年9月、JR東日本の社長に対して、組合員の採用を求める申し入れと、団体交渉の申し入れを行いました。闘いはまさにこれからです。1047名解雇撤回の闘いは、第二の分割・民営化である外注化・非正規職反対の闘いと密接不可分であります。東京地裁で強制出向取り消し訴訟が闘われています。絶対に勝利しましょう。
国鉄闘争は安倍の朝鮮戦争参戦を阻止し、韓国・民主労総をはじめとする全世界の労働者との国際連帯を勝ち取る闘いと不可分一体の闘いです。そして動労総連合を全国に建設する闘いと一体であります。弁護団は、ますますみなさんと連帯して闘いぬく決意を表明して、連帯のご挨拶に代えます。ありがとうございました。
●国鉄闘争全国運動呼びかけ人
金元重(キムウォンジュン)さん
国鉄闘争全国運動呼びかけ人の一人として、解雇撤回、JR復帰への闘いは、これからだということを訴えたいと思います。国鉄分割・民営化攻撃の核心は、国鉄からJRに会社の看板だけを変えて新会社JRが新規採用するという名目で不採用、つまり解雇を自由に行うことでした。しかし2010年4月9日、国労本部は政治決着で闘いの旗を下ろしてしまいました。解雇撤回もなく国鉄分割・民営化を認めてしまったのです。私たちは政治和解路線に反対して、同年、2010年6月、国鉄闘争の火を消すな!の呼びかけのもとに国鉄闘争全国運動をスタートさせました。全国の闘う労働組合、闘う労働者の結集で国鉄闘争を継続しようとしてきたわけです。その闘いの重要な柱が1047名解雇撤回裁判闘争でした。今年6月30日、最高裁は動労千葉と鉄道運輸機構、双方の上告を棄却する決定を出しました。紙1枚、7行の決定はただただ国鉄闘争を終結させるという狙いをもった超反動判決でした。そう言わざるを得ません。しかし同時に最高裁判決は、東京地裁、東京高裁段階で認定された不当労働行為、つまり不採用基準の策定自体が不当労働行為であるという明確な認定を覆すことができず、上告棄却、高裁判決確定の判決を出さざるを得なかったのです。今回の決定により、国鉄分割・民営化において、国家的不当労働行為による採用差別があったことを裁判所自身が最終的に認定したわけで、これは日本の労働運動史上、特筆すべきことであり2010年の政治解決をのりこえて闘いを進めてきた国鉄闘争全国運動の切り開いた大きな地平の一つだと思います。そして、この地平を切り開くにあたって決定的な力となったのが、みなさんが全力で取り組んでくださった10万筆署名運動の達成でした。この場をお借りして心からお礼申し上げます。9月9日、動労千葉田中委員長はJR東日本本社に対して、国鉄分割・民営時のJR不採用になった9人の組合員の採用を要求して堂々の申し入れを行いました。10万筆署名の重みをもった厳粛なる団体交渉要求です。さて、みなさんが解雇撤回、JR復帰への闘いはこれからだと言った時に、みなさんの周りで、え!国鉄闘争?まだやってるの?もう終わったんじゃないの?という人がたくさんいるかもしれません。そういう時には私たちは確信をもって答えましょう。国鉄闘争、どっこい生きている、闘いはこれからだ!ともにがんばりましょう。
●動労千葉争議団
中村仁さん
私たちは解雇撤回まで闘います。今私たち物販で全国を回らせていただいてますけども、先日、いわきに行きました。福島で、仮設で今避難している人たちの……に行ってきました。動労水戸の書記の方に一緒に回っていただきました。そしたら、いわきに帰ってきましたらそこから物販の注文がありました。本当に大変なときにあるにもかかわらず動労千葉に初めて彼らにつながることができました。動労水戸が被曝労働拒否で闘っている、そして福島の人たちが原発事故のことをなかったことにしない闘いをやっているからです。動労千葉も解雇撤回を闘うためにこれからもみなさんと一緒に物販で闘います。みなさんも動労千葉の物販を武器に全国の労働者と闘ってください。動労千葉は解雇撤回まで闘います。
●国労闘争団
羽廣憲さん
まず冒頭、長きにわたり闘いと生活を支える物資販売を始め物心両面にわたりご支援いただいたことにこの場をお借りしてお礼申し上げたいと思います。この冬から物資販売の幕を下ろすという決断をしました。それは私たちは闘いをやめるということではなく、1047名解雇撤回闘争を闘い続け、国鉄労働者としての誇りをかけて新たな領域へと飛躍するための決断です。安倍政権の激しい戦争政策、挙国一致の攻撃まますます強まってくる。その中で戦争を実際にやると決断した安倍政権に、そういう国家は私たちは組するわけにはいかないしそういう国家はいらないんだということで全世界の労働者が階級的に団結し連帯し労働者が労働者として生きられる社会をつくり、その社会を運営する、そのために闘う労働組合の建設が絶対に必須不可欠である。その観点から私たちは動労総連合を全国に建設する闘いに着手したいと思います。原告団はさらなる団結、新たな団結を求めてこれからも先頭に立ってみなさんとともに闘いぬきたいと思います。よろしくお願いします。
●●動労総連合を全国へ
●動労連帯高崎副委員長
漆原芳郎さん
私たちはこの9月12日にTTS(高崎鉄道サービス)籠原事業所と熊谷事業所でストライキに決起しました。2012年10月1日の強制出向から3年。職場と仕事をJRにもどせ!そして出向者全員をJRに戻せという課題。そしてさらにはTTS労働者の賃金をあげろ!。そしてもう一点、人を増やせ!そう訴えてストライキに決起しました。籠原事業所、熊谷事業所、それぞれ籠原駅、熊谷駅での駅頭集会、で籠原事業所前での集会。4波の集会、アピールをやり抜きました。さらに17日には、TTSとの団交を勝ち取ってきました。TTSの言い方は、われわれがTTSのパート労働者の時給が870円に対して賃上げ要求という形で闘ったわけですけど、TTSは、870円で納得して応募してきているんだから、それでいいんだ。賃金は安くないんだという言い方をしました。賃金が安いから、賃金に見合わないから、仕事と賃金がかい離しているから賃上げ要求をしているわけです。それに対して、どうして「納得しているから、賃上げをする必要はない」という回答になるんでしょうか。
また、TTSの作業が、今年の上野東京ラインの開通にともなって、籠原事業所では業務量が大幅に増えたわけです。これまでは上野から来た電車の清掃だったわけですが、いまは国府津、小田原、伊東、熱海、沼津から籠原に電車が来ます。その電車の清掃をするわけですから、ゴミの量がこれまでとははんぱじゃない。それに対して、私たちは要員を増やせという要求をしているわけです。しかし、TTS本社の言い方は「定時で仕事が終わっているから要員は足りている」という言い方なんです。ふざけんじゃねぇ!ってことですよね。いかに現場の労働者が四苦八苦しながら、駆けずり回って仕事をしているのか。そして時間内にあげるために、どれだけ苦労しているのか、まるっきり顧みようとしていません。私たちは、これからも、TTSとJR本体の闘いを結びつけながら、微力ではありますけれども、これからも闘っていきます。よろしくお願いします。
●動労西日本執行委員
岡崎昭夫さん
私の職場は広島印刷事業所です。JR西日本広島支社の敷地内にあります。印刷グループ、製本グループ、事務方と三つに分かれ、16人が働いています。部内から依頼の印刷物。広島支社の各部署、広島支社内の職場、社員、??センター。広島鉄道病院など。部内からの依頼の印刷物を、事務方が印刷したものを製本グループが社内報、パンフレット、冊子などの製品に仕上げる作業をやっています。2016年7月31日を持って印刷事業所を廃止する。という攻撃をかけられています。
現在JR各社では第二の分割・民営化ともいうべき攻撃を開始しています。国鉄時代から引き継がれてきたものが最後的に一掃され、全面外注化と総非正規職化を進め、島根県と広島県を結ぶ三江線の廃止が打ち出されたように、公共交通機関としての社会的な責任を投げ捨て、広島駅周辺で行われている再開発や駅中ビジネスを追及する企業に変わろうとしているのです。
JRが究極的に目指そうとしているのは持ち株会社化です。本体にはごく一部の管理部門だけ残し、鉄道事業は数百のグループ関連会社に外注化し、利益だけを吸い上げ、株主に還元するものです。印刷事業所の廃止計画はJR西日本における、第二の分割・民営化攻撃の突破口としてあります。20万人の国鉄労働者が職場を追われ、200人の自殺者を出した国鉄分割・民営化に絶対反対を貫いた仲間と私を職場から排除、解雇するものである。非正規職撤廃で組織拡大をかちとってきた動労西日本への組織破壊です。12月21日(10月?)から始まった個人面談で、会社は退職強要を繰り返しています。いったん終了した58歳の早期退職制度を??に出すまでに申し込めば認めるという脅しをかけています。最大労組の西労、旧動労、最大労組の西労組、西労は、職場内で有志連合的な形で存続運動、2~3年先延ばしにしてくれという申し入れを行うというものです。
戦争がおこっても闘いはこれからだと思っています。街頭や国会前で訴えたように、われわれの??のように資本家や国家権力に向かってストライキで闘う時に、すべての戦争を止めることができます。鉄道交通の労働者は武器兵員輸送を拒否するということです。「絶対反対=印刷事業所廃止計画白紙撤回」以外に攻撃を粉砕する道はありません。条件闘争ではありません。印刷事業所の仲間の決起を作り出していきます。JR資本と対決し、絶対反対を貫いて闘いって行きます。
●動労神奈川委員長
中村幸夫さん
今年2月、外注化されたJRの職場、環境アクセスで非正規の青年労働者たちが資本の雇止め攻撃に対して、労働者の誇りをかけて闘いに立ちあがりました。私はJR資本の手先と化した国労と決別し、絶対反対、階級的団結の路線で動労神奈川を結成し、委員長を引き受けて闘いを開始しました。電車や駅の清掃業務を担う環境アクセスは現場の労働者のほとんどが非正規です。しかも非正規をさらにいくつにも分断し、労働者の団結を破壊しています。そのなかでパート労働者はフルタイムで他の労働者と同じ労働時間、同じ仕事をしながら、生活できない低賃金です。三か月ごとの契約期間で、資本は理由にもならない些細なことで雇止めをします。これまでどんなに多くの仲間が悔しい思いで職場を去っていったことか。第二の分割・民営化攻撃は、3・14ダイ改の上野東京ラインの開通で環境アクセス、小田原において、作業量の増大と、経費削減、人員削減で、仕事中に倒れる仲間が続出しました。動労神奈川はこれはすべて資本の責任である。ただちに増員せよと、職場の仲間と共に闘っています。
動労神奈川は動労千葉の闘いに学び、真正面から外注化反対、非正規職撤廃の闘いを開始しました。非正規労働者の分断を打ち破り、労働者の階級的団結を勝ち取る。同時に生きさせろ!の闘いです。雇止め粉砕の闘いは、非正規職撤廃の決定的闘いです。
動労神奈川は桑原組合員の雇止めに対してストライキで闘い、勝利し、職場の仲間の圧倒的な信頼を勝ち取りました。闘いの勝利で組織拡大を勝ち取るために全員で闘っています。
●動労神奈川組合員
桑原豪巨さん
いままで環境アクセスという会社は、私のことを二度雇止めにしようとしてきました。けど、二度とも私は勝ちました! 6月に前の所長が俺を雇止めにしようとしてなんか工作をしはじめたんですが、それは私のほうにばれて、所長がどっかに飛ばされた。やめたと。それは大勝利だと思っています。
●動労神奈川組合員
時廣慎一さん
私は1年3か月ほど働いていますが、いまだにパートとして働いております。身内などにJRの方がいると、契約社員に早くなれるという差別的なことが起きております。私は何としてもはやく契約社員になりたいと思ってかんばっております。応援よろしくお願いします。
●動労総連合・新潟委員長
星野文男さん
私たちは2010年の国鉄民営化反対闘争を完全に解体しようという政治和解を打ち破って、今日まで闘ってきました。そして6月30日には、敵の分割・民営化攻撃を不当労働行為として決着をつけ、勇躍解雇撤回の闘いを進めています。一か月後の7月30日、私たちはJR、関連会社、正規、非正規、全体を束ねる労働組合として動労総連合・新潟を結成しました。結成通知に驚き慌てた関連会社が、それまでの労働者に対するパワハラ支配をあっけなくひっこめて、パワハラと闘ってきた労働者は新しく動労総連合・新潟に加盟をしました。この間9月19日には全国からの50通にわたる賛同メッセージ、そして県外からも50通の賛同メッセージをいただいて、結成記念集会を100名の結集で大成功を勝ち取りました。私たちは、国労の組合員だったり、関連会社の労働者であったり、そしてまったく未組織に置かれている別の関連会社の労働者からも労働相談が寄せられています。
本当に非正規職撤廃、外注化粉砕が、労働者のうねりのような怒りになっています。外注化が、どういうことをもたらすのか。JRはいま青年労働者に対して、乗客をお客様と呼べということを強制しています。外注会社のほうでは、JRをお客様と呼べ。こういうことが強制をされています。労働者の労働がこれほど粗末に扱われた時代はありません。新自由主義と言われる大変な攻撃が、これほどまでに労働者の尊厳を奪い、誇りを奪っている時代になっています。全国全世界の労働者の団結でゼネストを打ちぬき、戦争を阻止する闘いを世界の各地で大合流させていこうではありませんか。新潟もその一端を担って闘っていきたいと思います。
●動労福島委員長
橋本光一さん
9月10日に結成しました。ありがとうございます。私たち動労福島は安倍の戦争政治と、そしてJRの外注化、総非正規化と、第二の分割・民営化と、それから福島における被曝労働拒否をストライキで、ストライキで闘うために作った労働組合です。これに対してJR東日本はいま、この動労福島に対してありとあらゆる攻撃を仕掛けてきています。新聞報道をご覧になった方もいらっしゃると思いますが、本当にありとあらゆる攻撃をかけてきております。まあこの攻撃を職場の仲間、組合の仲間、それから動労千葉、動労総連合の仲間、そしてすべての労働者の仲間ともに、本当に不当な攻撃をぶっ飛ばして、蹴散らして、この動労福島を強化して、拡大して行きたいと思っています。これからもよろしくお願いします。ともに頑張りましょう。
●●各産別から闘いの報告と決意
●奈良市従業員労働組合
松本久由さん
皆さん、奈良市従では現在、労働組合の権力をめぐって、一日一日が激しい攻防に入っています。自分たちが委員長に立候補したことに対して、選挙管理委員会によって「選挙無効」という前代未聞の暴挙が行われたり、次の定期大会に向かって、闘うわれわれを執行委員から排除しようとする攻撃がかけられています。これは、市長が現業完全民営化を本気でしようとしている中で、当局が闘う存在を許さないものとして、体制内幹部と一体となってわれわれをつぶしにきているということです。
それに対して現場では、民営化に対する怒りが爆発し、それが「ストライキで闘いたい」という欲求になろうとしています。国会前と同じく、現場でも押しとどめることのできない怒りが充満していて、われわれがこの現場の怒りと結びつけるかどうかにかかっていると思います。絶対に勝利したいと思います。
この組合権力をとっていく闘いは、民主労総がゼネストに向けて苦闘し、紆余曲折している過程と、スケールは違うけど同じ攻防だと思います。同時に、自治労本部を打倒していく過程と一体です。自治労本部は自分たちが生き残るためなら、現場をだまし、幻想をあおり、現場を抑えつける存在として、当局と一緒になって評価制度や民営化、首切りを推進しています。「動労総連合を全国へ」の闘いと一体で、われわれ自治体労働者も、現場の闘いで自治労本部を打倒し、ストライキで闘う労働組合につくり変えましょう。
すでに全国で闘いは始まっています。埼玉・越谷市職での役員選挙と現業民営化攻防、千葉・習志野の労働組合を新たに結成する闘い、京都府職労・舞鶴支部の被曝労働拒否を呼びかける労働組合の登場、大阪市職の2名の分限解雇を弾劾する支部決議の登場など、ここに結集した私たちの闘いが社会を変えます。公務員労働者子そその先頭に立ってストライキで闘っていきましょう。自分も頑張ります。皆さん、ともに闘いましょう。
●三浦半島地区教職員組合
葛本京子(くずもとけいこ)さん
いま全国の教育労働者は、戦争絶対反対、“教え子を戦場に送らない”闘いの正念場はまさにこれからだ!と決意し、新たな闘いの方針を求めています。
9月国会闘争には、日教組の動員指示をはるかに上回る組合員が、全国の職場から立ちあがりました。しかし私が所属する三教組の指導部は「動員費を保障できない」ことを口実に、ただの一度も分会に動員指示を降ろしませんでした。それでも多くの組合員は、年休をとり、勤務時間終了後に職場を飛び出して、国会前に駆けつけました。
体制内指導部が組合員の怒りをどんなに押しとどめようとしても、「世界一多忙な日本の教育現場」にこそゼネスト情勢はあります。問われているのは、職場の怒りを私たち11月勢力が職場闘争としてつくり出し、たたかう労働組合を復権することだと思います。
5月、私の職場で、児童の急な転校によって、担任をしていた「臨任教員」が「解雇」されました。体制内指導部は、その臨任解雇に「臨任とはそういうものだ。組合ができることは何もない」と言って切り捨てました。
教育現場でも、法律で定めている定数を、正規の教員ではなく非正規で埋めるということが常態化し、構造化されています。この現実とたたかい変革することが労働組合の任務です。
教育現場の非正規職化・民営化は戦争への道です。これに絶対反対で闘う職場闘争は、正規・非正規の分断をのりこえ団結し、戦争絶対反対のストライキで闘う労働組合をつくり出す闘いです。
いまアメリカのロサンゼルス統一教組は、億万長者たちが公立学校を乗っ取り、ロサンゼルスの公立学校の50%をチャーター・スクール=公設民営学校にしようとする大攻撃と闘っています。
また韓国の教職員組合ー全教組は、日本統治時代すら美化する歴史教科書の国定化阻止にむけ“使用拒否宣言”を発し、民主労総ゼネストの一環として総力闘争に立ちあがっています。全教組・民主労総とロサンゼルス統一教組の闘いを、私たちは断固支持します。
国際連帯で戦争を止めましょう! 世の中をひっくり返しましょう!  たたかう労働組合を組合員の手に奪いかえす闘いの先頭に、三浦半島の仲間が団結して立ちあがることを宣言して、決意表明とします。
●JP労組横浜西支部
西田貴広さん
JP労組横浜西支部の西田です。郵政民営化8年がたちました。今月の11月4日には日本郵政グループ3社の株式が上場され、民営化攻撃が新たなステージに入ります。民営化攻撃の核心は労働組合破壊攻撃です。徹底的な労働者間の差別分断攻撃であり団結破壊そのものです。2007年10月1日の郵政民営化攻撃で全逓労組は御用組合の全郵政労組と合体してJP労組となりました。JP労組は現場労働者の利益と権利を売り渡す資本当局の手先に成り下がっています。民営化、非正規職化に賛成し、賃下げ攻撃に協力しています。雇い止め解雇攻撃と闘わず、現場労働者の怒りや闘いを鎮圧するための組織へと変貌しました。さらに先月9月の安倍政権による、戦争法案に対して国会前に動員体制すらとらず戦争協力者の労働組合としての姿をさらけ出しています。私たち郵政の力で民営化絶対反対、戦争絶対反対の立場を貫いて郵政資本と徹底的に非和解で闘いぬいています。戦争や民営化攻撃は労働組合の協力なしには貫徹できません。労働組合がストライキや順法闘争を始めとする、実力闘争を構えて本気で反対したら民営化攻撃も戦争も止められます。それだけの力を労働者の団結は持っています。労働者は生産のすべてを生み出し社会を回している決定的な存在です。今日の階級関係を根本から変えることのできる歴史的な存在です。私たちはその基礎的団結形態である労働組合に決定的にこだわって自分の職場のJP労組横浜西支部でストライキを闘う労働組合をよみがえらせるために支部権力戦に打って出ました。労働組合のあり方を問い、職場闘争を実践し、流動情勢をつくりあげました。職場の労働者は今の組合執行部など1ミリたりとも信用していません。郵政資本の攻撃に怒りに怒っています。この怒りと結合し組合権力を奪取して国鉄闘争を闘い動労神奈川と一体で闘う地域の労組拠点として、自分の職場を打ち立てていきたいと思います。私たちは少数派には甘んじていません。絶対に日本労働運動の主流派になります。多数派の闘いは開始されました。しかも情勢は一変し多数派の条件に満ちあふれています。みなさん。ともに闘いましょう。
●東京北部ユニオン・アミーユ支部
東京北部ユニオンアミーユ支部、支部長の須田です。本日は発言の機会を与えていただき、ありがとうございます。私たちは介護施設に勤めています。1年半前に組合を結成しました。きっかけは、同僚が施設長から7回のパワハラ面談を受け、退職を強要されたことでした。
「何としても同僚を守りたい!」私たちは闘いを開始しました。しかし、同僚は身も心もボロボロにさせられ、退職をよぎなくされました。
私たちは「絶対に許さない!必ずかたきを取ってやる!」と怒りを燃やし、必死に闘いました。そして、第5回団体交渉で、謝罪文を勝ち取り、パワハラ退職強要をおこなった施設長を更迭させました。
2ヶ月前、Sアミーユ川崎幸町での入居者転落死亡事故が報道された直後、私たちは、「事故の一切の責任は会社にある!」という声明を出しました。
労働組合が「事故の一切の責任は会社にある」と言い切って闘いを呼びかけなかったら、すべての事故は労働者の責任にさせられ、クビを切られ、犯罪者にされてしまう。そんなことは、絶対に許してはいけないと考えたからです。
私たちは組合結成時から「これでは安全は守れない、このままでは大事故がおきる。増員しろ!」と要求して闘ってきました。しかし会社は、大事故が明るみになっても、一切、安全対策をおこなっていません。この期に及んでも、金のかかる安全対策はおこなわない会社に私たちはさらに怒りを燃やしています。アミーユだけでなく、すべての介護労働者は、劣悪な職場環境で理不尽なことを強いられ、悔しい思いをしていると思います。そんな中でも、労働者は必死に働き、現場を守っています。
私たちは組合を結成し闘うことで、一歩一歩職場環境を改善し、労働者の団結をつくっています。崩壊する介護現場を、安全で、誇りを持って働ける職場に変えることができるのは、現場を動かしている私たち労働者の団結した力だけです。今こそ介護労働者は、労働組合をつくって闘いましょう! JRの動労総連合のように全国に闘う労働組合をつくりましょう。
●合同・一般労組全国協議会代表
吉本伸幸さん
全国の鈴コンファン、鈴コンファミリーのみなさんお待たせしました。全世界の兄弟労働者のみなさんお疲れ様です。合同・一般労働組合全国協議会、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会書記長の吉本です。きょうは鬼やんと善、花輪のおやじとも登壇しました。読み上げる形で発言させてもらいたいと思います。戦争は1%の資本家と権力者の延命のために、労働者同士を殺し合わせます。一生懸命に働いて、寝ずに働いても生活が楽になるどころか、生きていけない。労働者から搾取し続け、膨大な富を手に抱えている資本家、労働者を食わせていけなくなった資本主義社会はわれわれの団結した力で打倒するしかありません。今、世界の労働者は国境をこえて団結し戦争絶対反対で闘いぬいています。新自由主義攻撃に対しても、……爆発し革命情勢が生み出されています。労働組合とは何のためにあるのか。常にわれわれ鈴コン分会は考え、組合の行事?、職場で労働者の利益を考え、闘いを続けています。労働組合、それは闘うための組織です。労働者が資本と闘うために労働組合が必要です。資本主義体制がそのままで労働条件の改善を積み重ねていったら労働者は幸せになれる。そんなことは絶対にない。それが階級的労働運動の根本的な考え方である。職場の闘いが基礎的団結形態です。われわれ鈴コン分会はさる10月17日、職場の一日ストライキを決行しました。昨年、3人の解雇を撤回させ職場復帰して元気に働き今年8月、4?年前に亡くなった組合員の解雇撤回命令をかちとり、その履行を求め、また戦争法絶対反対を掲げてストライキを行った。われわれは負けないで6年間闘い続けてきたプライドの名においても、職場の闘争を……正規職も非正規職も一体の労働組合をつくって安倍政権を打倒し、ストライキで戦争をとめようではありませんか。闘う労働組合は労働者と一体で闘う革命的労働者党が絶対必要です。国際連帯の闘いと団結から世界単一の革命党を建設しようではありませんか。鈴コン分会もその先頭で命がけで闘います。ともに闘いましょう。そして最後にわれわれの本が出ました。非正規が闘って勝った、ぜひこの本を職場で悩み苦しむ労働者は読んで……われわれの闘いと一緒に立ち上がっていきましょう。ぜひ闘いましょう。みなさん、闘おう。
●●決意表明
●動労千葉青年部長 北嶋琢磨さん
昨日は千葉運転区前の抗議行動に結集していただき、ありがとうございました。残念で悔しいですけれど、本日から千葉運輸区が発足するということで、車掌を丸ごとオルグし組織していく決意でいます。これだけの仲間が世界にもいるんだということを、若い人たちにもっともっとアピールしていきたいと思っています。
この闘いの中で、京葉車両センターの清掃部門から一人、加入してくれました。登壇していますので一言いただきたいと思います。
●CTS組合員
労働者の力はとてつもないものなんです。資本家なんかふっ飛ばしちゃえばいいんです。みんなの力で平和をかちとる、みんなの力で労働者の権利をかちとる、労働者の誇りを取り戻す。そのために私は労働運動に命をささげます。それを皆さんの前で誓います。
●動労水戸 照沼靖功さん
この間、JRという会社のやってきている外注化の攻撃、職場と仕事を奪う攻撃は絶対に許せません。これはわれわれ労働者が実際に闘って粉砕するしかないと思っています。今、JR東日本がやっている常磐線の竜田延伸、人がいないところに電車を走らせる、そして、地方自治体から熱い、強い希望がある、東北の津波で被災した路線は復興させない。人が住めないような、乗客・乗員に被曝を強いるようなところに帰らせる。こんなことは絶対に許せません。私たちは4年前から被曝労働阻止の闘いを続けてきています。これをもっともっと大きくしなければ、この攻撃を粉砕することはできないと思っています。そのためには、動労水戸は小さい組合ですので、皆さんの支援も必要です。皆さんの動労水戸支援共闘への加盟をお願いして、発言に代えさせていただきます。ありがとうございます。
●全学連委員長 斎藤郁真さん
世界中から集まられた皆さん、お疲れ様です。日本全国で学生運動をやっている全学連の委員長の斎藤と申します。本日はこの歴史的な集会で発言の機会をいただき、ありがとうございます。全学連の闘いの報告とこれからの決意を表明して、連帯のあいさつにしたいと思います。
まず一点目。全学連と一緒に闘う京都大学全学自治会同学会が、ついに戦争反対のバリケードストライキを打ち抜きました。これは軍事研究や文系学部の改廃、学生の貧困につけ込んだいわゆる「経済的徴兵制」が進む中で、大学の授業や研究、当たり前の日常が戦争動員そのものへと変わりつつある、この状況に対する歴史的な反乱です。授業だから、研究だから、仕事だから仕方がない、そうやって進む戦争協力は阻止できるということを示したのが今回のストライキです。
この1週間は本当に多くの決断が必要でした。この決断を支えてくれたのは、本日のこの集会にも集まってくれている韓国・民主労総の労働者の勇敢なゼネラルストライキ、そしてすでに戦争が始まっている中東において、トルコの労働者の皆さん、それとともに闘う学生たち、こうした方々の闘いがこの決断を後押ししてくれました。本日ここにある国際連帯は、新しい世界を見る人びとが、国境や民族、宗教で区切られ、殺し合い奪い合う、この世界に代わる新しい世界の可能性です。私たちは京大ストライキを広げて、この世界と連帯するために、必ず日本全国で戦争反対のストライキをさらに実現していきたいと思います。広島大学と沖縄大学ではストライキを掲げる学生自治会の執行部がすでに誕生しています。東北大学では戦争反対のストライキがすでに準備されつつあります。私の法政大学でも学生自治会の再建に向かって突き進んでいます。
京都大学は今回のストライキを「業務妨害」として刑事告訴すると言っています。戦争反対のストライキが犯罪。皆さん、じゃあ逆に、他国の民衆を殺すことが合法である戦争、そんなことが法律なら、社会の大勢なら、私たちは喜んで「犯罪者」になろうじゃないですか。戦争反対のストライキを断固として私たちはこの日本でますます復権させていきます。ともに闘いぬいていきましょう。
二点目です。この間、全学連にもぐりこんだスパイを摘発・追放したことをもって、「監禁致傷」という事実無根の罪をデッチあげられ、私たちの4名の仲間が不当に逮捕されました。しかし、本当に多くの方々の力をもって全員の不起訴釈放をかちとりました。あらためて、この場の多くの皆さんの支援をいただいたことにお礼を申し上げます。皆さんの力がなければ「白」は「黒」にされていたと思います。戦争の時代だからこそ弾圧は激しくなりますし、闘う勢力に対するネガティブキャンペーンやレッテル張りは強まるものです。でもこれは本当に戦争を止めるため、理不尽に立ち向かっていくための歴史的な試練だと思います。
必ずこれをのりこえ、全国の大学から反戦ゼネストを私たちは切り開いていきます。世界は変わります。戦争をなくすことはできます。この集会にはこのことが示されています。これからこの社会に生きていく私たち学生の未来は、まさしくこの場に存在します。万国の労働者と団結し、ゼネラルストライキを切り開いていく、私たち全学連は大学においてその一端を担いぬいていきたいと思っています。ともに闘いぬいていきましょう。
●●まとめのあいさつ
●愛媛県職員労働組合委員長
宇都宮理さん
集会参加の皆さん、本当にお疲れ様です。全世界から来ていただいた労働者の皆さんにも心から敬意を表します。本日の参加人数は5700人です。カンパは97万8503円と2㌦、2元です。ありがとうございました。
今日は委員長一人に任せておけないということで、組合員も大きな旗や伊方の旗を持ってきています。私はたった5分遅れでここまで来たということで、ちょっと愛媛の闘いも紹介させていただきます。今、伊方原発は再稼動に向けて知事が同意したという状態になっていますが、私たちはもちろんあきらめていません。10月30日の金曜日、原発の廃炉を求める申し入れを知事に対して行ってきました。その経過については皆さんにお配りしたビラに書かれています。帰られて落ち着いた状態で目を通していただけたら助かります。文字の多いビラですが、ぜひ読んでいただけたらと思います。
私には集会のまとめという役割があるようですが、とてもそんな力量はありません。ただお願いとしては、この集会の報告集も出ます。その報告をぜひ読んでいただいて、皆さん、聞き逃したこともあるかもしれませんので、ぜひ、読み返していただきたいと思います。
先ほど紹介した私たちのビラには、住民も労働者も被曝してはならないというタイトルをつけました。そしてこの集会に戦争を止める力があると思います。労働者の団結で戦争法を廃案に、労働者の団結で原発を廃炉に、労働者の団結が国境を越え、戦争に反対する全世界の労働者と団結して戦争を止めましょう。
最後に頑張ろうを三唱しますので、立ち上がれる方は立ち上がって下さい。団結用意。解雇撤回、外注化阻止、非正規職撤廃、戦争法は廃案に、すべての原発は廃炉に、国際連帯のさらなる発展のため、すべての労働者は団結して頑張ろう。

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